No3 単音節声調の各特徴

 

🔳要点 

                           ● 各声調のポイント・単音節での声調、動画から学ぼう! 

                               ● 一声(高・gao1)➤高く平ら!伸ばしすぎに注意、他

                           

 

● 二声と三声が間違いやすい原因は?転換点。               

 

● 一音節での声調練習(北京大学テキストより) 


 

Study Guide は 「予習するのに、いちいち調べたり考えたりせずにすむように作られた、手軽な参考書。虎 (とら) の巻。」の意味だそうです。実践編では理論編で学んだことを念頭に、中国語ユーチューバ―の李姉妹の模範声調や実際のプロの講師の説明を聞きながら学んでみましょう。

 

そして教室主催のミニゼミに参加して頂けましたら、ee!chaiの講師からどこをどうなおせば良いか、丁寧に教えてもらいながらトレーニングできます。

 

🔳 実践編

モデル音声の特徴を真似る!

 

※ 声調や発音練習のまえに覚えておいて頂きたいことがあります。それは予習の際に、自分で口に出さないようしてください。ピンインの耳が出来ていない状態で早くに口に出してしまいますと、ズレた音声が身についてしまう可能性があるからです。

 

その代わり沢山聞いてください。赤ちゃんが親の言葉を聞くように、頭に音声が染み込むように聞いてください。

 

実際外国語の得意な方、とりわけ発音の良い人(日本人・外国人問わず)に共通しているのは、良く話すかたではなく、よく聞くかたです。とくに早くから話そうとするのは危険です。AIの学び方を考えてみてください。膨大な量のインプットが優先します。ただ聞いてばかりでは習得に時間がかかります。ですので教室では自分で文を組み立てることはお勧めしません。

 

代わりに、聞いた言葉の意味が理解できている状態で、Q&Aレッスンで聞いた言葉を使って返して頂きます。これなら早くからでも大丈夫です。そのレッスンがある量を超えますと、自分で組み替えをしたり知っているフレーズをつなげるようになります。これが言語の脳内データベース入力と応用の作業です。

 

ということで、口に出すのはレッスンの時で、講師が聞いて微妙なズレを指摘し、修正をしてくれます。そのズレの修正の記憶が正しい発音と一見正しそうでも微妙にずれた日本語耳の影響を受けた発音の違いを認識します。その作業があって初めて正しい中国語の音声を身に付けることができます。

 

単音節での声調、動画から学ぼう!

youTube動画の中から聞き取るのに良い動画をご紹介します。

 

カエルライフさんのチャンネルと李姉妹ch、この二つが入門時にはお勧めです。

 

カエルライフさんは中国語動画の分野ではレジェンドです。動画のなかで5線譜のラインがありますね。中国ではこの5線譜で声調を図解するようです。中国語学習者でしたら、この「カエルライフ - 中国語学習サイト」に乗っている沢山の動画はテキストの補助として一度は目を通すことをお勧めします。教育者の教え方ですから、体系的でしっかりした内容です。

 

「中国語発音・入門講座 #4 声調練習」 は少し声調に慣れてきたら、声調クイズになっているので、どれぐらい当てられるか試してみてください。ここでも「言えれば聞けて、聞ければ言える」の原則が適応できますので、当てることのできない声調は自分でも言えない声調ですから、集中的にその声調のトレーニングを行いましょう。

 

動画教材を販売している会社さんですから、動画を了承を得ないままこのNoteに載せることは憚れますので、どうぞご自分のYouTubeでご覧ください。

 

李姉妹は人気の中国語ユーチューバーですので、このままお載せします。

各声調のポイント

一声(高・gao1) ➤ 高く平ら!伸ばしすぎに注意。

早めに切り上げるのがコツです。李姉妹の第一声の発音がちょうどよい切り上げかたです。汽笛のポーというイメージですが、これは高さと平のイメージですので、ポーを伸ばしすぎないよう注意をしましょう。

 

二声( 升・sheng1 )➤ すこし低いところから一気に!一番高いところに上げます。

最後を突き上げて喉を絞めます。ぐっと上がって最後はさらに角度を加えて真上に突くという感じです。少し低めからのスタートと最後のキュット突き上げるところがポイントです。

 

三声(低・di1) ➤ ドの低い音をさらに押し下げて、

苦しくなって押し下げきれずに、我慢ができなくて反動で最後が少しだけ上がってしまう感じです。ただ文章中での三声は半三声(出だしの押し下げる部分はあって、残りの上がる半分は消えてしまうため半三声と言います)ですので、練習中もあえて反動で上がってしまう部分は気に留めなくて良いと思います。ともかく押し下げましょう。

 

四声(降・jiang4)➤ 一番高いトーンから一番低いトーンへと急降下します。

よくカラスの「カー」に例えられますが、トーンを落とすだけでなく、声に力を加えますとより四声らしさが出ます。イメージ的には飛び込みでまっすぐに落とす感じですが、落とす速度を早くするために力を込めるという感じです。弱々しく落としますと放物線を描いて落ちる感じになりますので、それでは四声らしさがなくなってしまいます。

 

二声と三声が間違いやすい原因は、転換点

つまり角度をつけて上がる部分が両方の声調にあり、かつ日本人の発音に音域差がないため、転換点のトーンが同じようなトーンの位置で上がってしまい、違いが分かりにくいのが原因です。

 

一音節での声調練習(漢語語音教程北京大学出版より)

担当講師とともに声に出して学びましょう

耳慣らし練習(リズムに乗ってみるみる身に付く中国語の発音。)                       アスク出版

アスク出版の中国語人気教材は「日本人のための中国語完全教本」と「はじめよう中国語音読」です。このミニゼミでは「はじめよう中国語音読」は音読のテキストとして使用します。

 

でもこのアスク出版であまり目立たない本ですが「通じる発音」の練習本として、原本は海外在住中国人子弟向けに開発された北京大学の発音の本です。理屈はなく「より自然にたのしく、しゃべりに直結する発音本」ですが、社内で大人向けに実験したところ大成功!だったようです。

 

どうも音に関する学習は左脳で理屈が分かっても、実際に口にだしたら全くダメというケースのように、やはり歌わなければ上手にはなりません。ということで、下記のような歌詞を時々皆で声を出して読んで、声調のコツを掴みましょう。

リズムに乗ってみるみる身に付く中国語の発音 #アスク出版

No1はここまでです。

 

次回は2音節での声調をとりあげます。三声三声が続く場合の変調や二声二声が続く場合の後ろの二声はどの位置にトーンを落としてからあげるのか、2音節での自然な声調は、通じる中国語を話すうえでとても大切になります。

 

できるだけ中国人が身に付けた方法を踏襲するため、彼らが小学校で学んだ合体式発音練習も行います。子供むけと決めつけて日本の教室では取り上げません。しかし中国人は大人になってもこの合体式で発音のチューニングをします。

 

とは言え、大人向けにピンインの知識も深めます。「母音・子音どちらが重要か?中国語にはどうして複母音があるのか?」音声学の視点から、考えます。きれいな発音にするために、中国人が行っている発音のポイントがどこにあるのか? を知ることができます。