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ピンイン教本ー1 中国語ピンインガイダンス

「脳が認める外国語勉強法」で「最速で外国語を学ぶための鍵」で記述されている1と2は次の二つです。

中国語の学習でピンインから始める理由

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1.発音を最初に学ぶ
2.翻訳しない

脳が認める外国語勉強法(ガブリエル・ワイナー、ダイヤモンド社)

発音が最初に来るのは何故? 

発音を学ぶ過程で耳がその言語の音に慣れるので、語彙の力や会話を理解する力、話す力が身に付きやすくなる。

上記p18

慣れるというのは、音を言語として認識することに慣れるということです。

中国語ではピンインが発音記号

ですから、ピンインを学んで、中国語を言語として理解するカギを使って、まず中国語のドアをあけてみましょう。

中国語と日本語見た目そっくりの兄弟!

開けてみたら、文字だけでなく発音記号がローマ字のようです。
しかも構造が「子音+母音」という並びかたも一緒で、同じアルファベットですから、馴染みがあって分かり易いですね。でも学び始めると戸惑うことが多々あります。

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姿形はそっくりだけど、性格が全く違う兄弟!

ローマ字と似ていて、すっきり納得できないピンインの発音としてのルール、ピンインのもやもやと呼んでいます

原因の一つは日本語と似ているため、日本語と同じように捉えてしまい、どこか変だと感じてもやもやしている可能性もあるのです。

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分かったようで、なかなかその通りに発音できない!

この頃は日本人の先生がユーチューブ動画で分かり易い解説をして下さっています。

この【中国語ピンイン教本】(【教-1・2‥】と短縮表現にします)では中国語発音でとりあげている一般的な解説やユーチューブ動画の説明も活用しながら、

なぜ?そのように発音するのか?の理屈に踏み込みます。

もやもやを晴らすためです!大学の先生や中国人研究者のレポートも引用します。

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納得!

似ているようで、日本語と違う世界。例えばこの動画をご覧ください。ピンインの知識がないと混乱する実例です。

お姉さん講師の説明は、子音と母音の違いを分かり易く説明しています。

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子音は音を表し、母音は口の形を表す。音声の機能の説明がなくても、この説明で十分に納得できます。

ただ講師の立場では、少し踏み込んで子音は舌や息の使い方、舌と口蓋の位置関係など子音のフォームを理解し、時には言葉(日本語)で説明できるようにしておく必要はあります。

例えば生徒さんから、では「Z」の音と「J」の音はどう違うんですか?という質問が出るかも知れません。そんなとき
〇「Z」は舌歯音(z/c/s)のGPです。舌歯音は唇を横に引きながら上下の歯のすき間に舌先を置き、歯と歯のすき間からでる音。
〇「j」は舌面音(j/q/x)のGPです。唇をしっかりと横に引き舌先を舌の歯茎につけるかつけない程度で出す音。
 ※こうしたことは発音のテキストでどれも同じように説明してあります。

●「Z」と「J」の違いはどちらも唇を横に引くが、引き具合の違いと舌先の位置で音の違いはある、という補足があればもっと分かり易くなるかもしれません。

こちらのお姉さん講師はこんなトレーニングシートを3枚も用意して、説明で終わらせず、生徒さんが練習して身に付くような工夫もしています。

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この「Zi」で「ズ」と発音するのは日本語では理屈に合いません。日本語では母音「i」の音声はつねに「い」で、他の使い方はないからです。

この「なぜ?」を放っておいて「そんなもんだ!」で学んでいってもそれほど問題ではないのですが、こうしたことが色々なところで出てきますと、ピンインは分かりにくいという印象を持ってしまいます。

「Zi」で「ズ」と発音。このなぜ?は「教-6」で解説しています。

こうした「なぜ?」が気になるかたは、ぜひこのシリーズをご覧ください。

次回の本論から、母音・子音に入る前に、重要な声調を先に取り上げます。理由は?

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声調は、中国語が通じるために絶対にマスターしなければならないピンインで最も重要な部分です!

声調を間違えると単語の意味が違ってしまうか、あり得ない単語を口に出しているようなものです。

上海の市場で現地の人と話すと、相手のスピードと癖と訛りに翻弄されます。でも「通じる現地での会話」は必ずしも母音や子音が正確である必要もないし、話す文も癖だらけ(現地での自然な言い廻し)です。

ですので「通じるための中国語はまず声調をマスター」そして「意味が明瞭に伝わるには母音を明瞭に発音すること」さらに訛りのないきれいな発音、中国人が「標準だ!」と言って褒めてくれる発音は「子音を正しく発音」することです。

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ピンインマスターの Step Up

ところで、中国語で声調をマスターするための重要な土台があります!

それが音域拡張のレッスンです。中国語トーンの土台づくりです。そして各四声のコツ、通じ易くなるポイントもあります。そこをしっかりとマスターしましょう。

声調をある程度マスターしてから、母音や複雑な子音の練習に入りますと、基礎が通じる状態になっていますから、講師の直す頻度も減り、褒められることが多くなります。発音のレッスンがすっかり楽になって、楽しくなります!