中国語が話せるようになるために工夫を凝らしたレッスンです。発音、文法、語順、すべてが話せるためにという視点で学べる工夫をしました。

ee!chaiは生徒様が流暢な会話ができるようになることを目指した教室です。ですからレッスンの中心は「聞く・話す」になります。「中国語を学ぶなら会話が不自由なくできるようになりたい」方を対象にした実用会話教室です

 

でも、会話を沢山すれば会話が上手になるというものではありません。Free会話レッスンでは、すでに話せる言葉で話してしまいますから、慣れて流暢そうになるという効果はあります。しかし表現力がそれほど身に付いたわけではありません。こんなことしか話せないという壁にすぐ突きあたります。

 

本当の中国語会話力を身に付けるためには、当教室では中国語上達のカギとして「①まず発音、それから音読&朗読②中国語構造の特徴である正しい語順、そして③ネイテイブが良く使う表現を身に着ける」を重視しています。そのため実践的なコミュニケーション力を育成する「聞いて、話せる対話でのアウトプットを重視したレッスン」を行っています。

 

外国語で言いたいことを言えるようにする、これは簡単なことではありません。

 

興味深いレポートがあります。 

ある英語の上手な方の体験レポートでした。その人は留学したが学校の勉強では身につかない、またアクティビティなら学校の外にいくらでもあると感じて、すぐに退学、その後数か月イギリス国内を放浪、会話表現集と小さな辞書をたよりに奮闘したそうです。それで会話が自由にできるようになったわけではないけれど、その時ある感覚を身に付けたそうです。その感覚とは「言葉をあるがままダイレクトにつかんで、そのままの形、あるいは少し応用して使う感覚」つまり「ネイティブの感覚」ですね。

      ※ 引用は池田ブログの2018年12月1日バックナンバーから。「不思議な体験が教えた英語をつかむ感覚」で検索すれば直接ご覧になれると思います。

 

 外国語はいくら暗記(インプット)をしても話せるようにはならないのは定説です。会話ができるようになるには、話す(アウトプット)が必要です!できるならネイティブ感覚をつかむほどに行えれば何よりです。これは単に中国語を中国語で学ぶ直接法が良いということではなさそうです。現地体験は必ずしも学習にはなりません。じつは私(教室主催者)もタイに3年ちかく滞在しましたが片言のタイ語しか話せるようになりませんでした。知り合いの若者は1年でペラペラでした。違いは、彼はタイ人の家庭教師に付いて学んでいました。私との違いは彼には話そうとする意欲とまた実際に話して、間違いを修正していく努力をしていた点にあると思います。

◆ まずはピンインの練習です! そして音読、朗読!

 

さて、当教室ではまずレッスンの最初に発音を第一にしています。

 

理由は、第二言語取得法で「子供が言語を習得する脳の働きで、まず聞くことから始まる」というのがあります。訳の分からない音を言語として認識するには「発音を最初に学ぶ」必要があります。自分が聞いている音を言語の音として認識するには「自分もそれを言えるようにする」必要があります。そのためにはその音声が意味になる仕組みを知らなければなりません。母音・子音の構造、アクセントやイントネーションの知識ですね。

 

それで中国語ではピンインから学びますが、学ぶうちに日本語と違うために戸惑うことがどんどん出てきます。なぜ?という疑問ですがこれを放っておきますと、どうも覚える効率が良くないのです。それで音声学的に理解するために、探して行きついたのが、現在明治大学の加藤徹先生のWEB上で公開されている【中国語発音学習教材】でした。http://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/chinvu.html

 

日本語との根本的な違い、特に母音と子音の互いの主従関係が日本語と真逆です。アナウンサーや劇団員が行う日本語の発声練習では「あ・え・い・う・え・お・あ・を」で「母音の口の構え」を主にして母音の発声を明瞭にする母音練習が主です。中国語ではどんなトレーニングが良いか?行きついたのが中国人が小学校で習うピンインの学習法でした。「子音の口の構え」を重視した練習です。これは中国語の音声の理屈にかなった学習法でした。【中国語の発音】のページで紹介していますのでそちらもご覧ください。

 

「言えれば聞けて、聞ければ言える」の原則があります。つまり自分で言えるフレーズや単語は多少の訛りがあっても聞き取れます。

ですから、聞いているだけではリスニング力を身に付けるのに、時間がかかります。中国語のテキストを見て、聞きながら文字を見て、クチに出して真似をします。そのために真似ができる発音の知識は必要です。何度か練習をして、テキストを見ながら真似ができ、すらすら言えるようになると、その時単語の意味と文法を理解していれば、聞きながら意味を取れるようになります。さらにその文のフレーズに何度か遭遇すると、意味が取れるだけでなく、なにか言いたいときに、そのフレーズが口をついて出るようになりました。

 

★ その時理解したのが、「言葉をあるがままダイレクトにつかんで、そのままの形、あるいは少し応用して使う感覚」つまり「ネイティブの感覚」ということの疑似体験でした。

 

ですから音読や朗読はとても大切です。話すための土台作りとして欠かせません。

 

なお、音読&朗読の際に重要なことがあります。

 

◆ 意味をとるために、サイトトランスレーションとチャンク読みという手法です。

 

【サイトトランスレーション】は通訳の技法の一つで、文の流れに沿って、意味の塊ごとに、意味を取っていくという方法です。チャンクは意味の塊をさします。

 

https://englishhub.jp/method-2/sight-translation

 

右の本は「はじめよう 中国語音読 初級編(アスク出版)」のp20です。英語も中国語も語順が大切ですから、その点で中国語もこの「サイトラ/スラッシュを入れて、意味の塊で読みながら意味を取る」という方法が使えます。

 

教室でこの本もレッスンに使いますが、教室ではほかのどのテキストにも、読むときはこのスラッシュを入れます。

 

 

音読の際はスピードと四声の正確さに焦点を当てます。朗読ではさらに意味の強調を意識したイントネーションに重きを置きます。

結局「話すレッスンの基礎トレーニング」として音読や朗読は重要です。

 

さて、当教室ではこの「サイトラ音読」の際に、スラッシュに加え述語(動詞・もしく形容詞)にマークを加えます

 

目的は「語順の感覚を養い、文の構成を理解する」ためです。

これは文を作るための基礎トレーニングです。

 

 

◆ 語順文法で中国語の構造を理解する

構造全体を概観するまえに、パーツをみておきましょう。

 

述語動詞の置かれている位置を確認します。日本語は動詞は文の最後に来ます。この場合は「食べる」ですね。中国語では「吃」ですが、文の中央部に置かれています。

 

「一杯よけいに(多く)食べた。」で一杯よけいに(多く)が動詞の前に置かれて、食べたを修飾しています。

 

中国語では「吃了」でまず助詞の了(完了)がついて食べたの語句を、余計に(多く)という副詞が動詞の前で、後ろから一杯という数量補語が動詞の動作を補っています。つまり修飾関係が前からと後ろから補う形で行われ、最後に動詞「食べる」の目的語「ご飯の・饭」が置かれています。

 

 

そして、この動詞述語文の構造がこのようになります。

限定語は形容詞が使われ名詞を修飾します。

 

状況語はいつ・どこで・誰とという前置詞のような働きをする介詞がこの順で並べられ、動詞に近い位置で副詞がおかれます。動詞の後ろには助詞及び補語が置かれます。

動詞が置けれている位置が述語でここには名詞・動詞・形容詞がおかれ、述語文の中核を担います。

 

そして様々な文型でいろいろな表現がなされ、文型毎にこの基本の構造に応用形ができて、このような語順表が公式のように存在します。

 

中国語は単語は変形しませんし、時には一つの単語が複数の品詞を兼ねる場合があります。

 

品詞は置かれる位置での役割で、形容詞だったり副詞だったり動詞だったりとその機能が決まります。ですから語順がとても大切になります。

 

★ 文型とそれに基づく語順表を頭に入れておいて、文を作ることで中国語の正しい表現力を身に付けることができます。

 

当教室にはこうした文型と語順に関する図解表がいくつかあって、それに基づいて文法のルールをお教えします。

 

◆ インップットとアウトプットを並行して行う、実践スタイルのQ&A対話レッスン!

 

ピンインを知って発音ができるようになり、サイトラ音読や朗読で文を正確に口に出して表現できるようになる過程で、同時に音声だけでコミュニケーションが取れるようにしなければなりません。それが会話のための「Q&A対話レッスン」です。

 

「聞いて理解するという作業」が音読と同じインプット作業のもう少し高度なものになります。そして応えるためには自分で文を考えなければなりません。それを少し容易にしたのが、講師の問いを理解し、その文を使って答えるという方法です。

 

中国語は疑問形と応えの叙述文で語順の変化がありません。ですから講師のQを聞いて、講師の口に出した文章をそのままつかってオウム返しに応えることができます。

 

生徒の側からすれば聞き取るというリスニングのインプットと応えるアウトプットを毎回同時に行います。応える際に、正しい文型や語順で応えます。そこに翻訳という母語が入る余地はあまりありません。 

 

充分にそのレッスンを行ってから、同じ内容の事柄を自分の理解した表現で、再度自分の考え、表現で対話したことの要約スピーキングをして頂きます。その時に言いよどんだり、間違えた言い方をしますが、講師は聞いてから正しい言い方を説明的に教えるのではなく、ここでリキャストという、修正のフィードバックを行います。

 

生徒さんの述べているスピーキングを止めずに、すご後で同じ言い方を正しく修正して生徒の傍でつぶやきます。これがリキャストです。生徒は講師のフィードバックを聞いて、自分の語順の間違いや、単語の使い方の間違いに気づきます。講師は説明を求められてそれに答えるのではなく、自分で調べることをお勧めします!教えてもらうとまた同じ間違い繰り返します!自分で調べればめったに同じ間違いを繰り返さなくなるからです。

 

このQ&A対話レッスンを発展させて、自分の考えが中国語で表現できるようになれば、相互交流という語学取得のためのインターアクションが行えるようになります。ここがレッスンのひとつの目標地点になります。

 

ここに到達するうえでのモチベーション維持にHSK合格という進歩の里程標を活用することもできます。

  

【インターアクション(インタラクション】リンクしてあるサイトをご参照ください。なお第二言語習得研究を概観するには徹底検証!日本の英語学習の問題点と解決策】がお勧めです。