「脳が認める外国語習得法。ガブリエル・ワイナー、ダイヤモンド社」の序文で、脳科学者の中野氏(女性)は「努力してしまうと外国語は身につかない。」「脳の特性に合わせた学習をすることで、‥スマートに外国語を使いこなすことができる」と述べています。
そのために、努力しない勉強色のない、3ステップです。
最速で外国語を学ぶカギ!
第一に「発音を最初に学ぶ」!
「言えれば聞けて、聞ければ言える」リスニングとスピーキングは両輪の関係です。
言えるようにすれば、リスニング力も強化され、聞き取れるようになれば、単語とフレーズは音声で!頭に入ります!
ですからまず発音それから音読です!
ee!chaiでは中国で行われている、ピンインの取得法「拼读(ピンドゥー)」を採用しています。子音・母音に分解しますと、個人のできないピンインが早くに見えてきます。
同時に口のフォームの苦手な箇所もはっきりします。そのピンインそして苦手な箇所を修正し、集中的に練習することで、効率的にマスターできます。
最速で外国を学ぶためのカギ、第二は「翻訳しない」です。
日本語の言語回路同様に、中国語も直接中国語をインプットして理解し、伝えたい考えをアウトプットさせる言語回路を脳に作りましょう。
この回路は運動で筋肉を作り上げるように、ある程度時間をかけて作っていきます。トレーニング量は自分の目標レベルに合わた程度だけ行いましょう。
言語脳の回路づくりに、語順と文型に関する知識と単語の使い方をある程度、知る必要があります。
暗記して覚えるものではありません。使って身に付けましょう。使ってと言っても、最初から会話で使うのは難しいですね。そこで音読です。
初心者者向け「オーバーラッピング(テキストを見ながら流れる音声をピッタリ合わせて読む)」の方法はネイティブの読みを丸ごと脳に定着させる効果的な方法です。この際のテキストは必ずピンインを振ったもので、自分で子音・母音を目で区切って読む練習をします。そのことで、正しい発音の土台を固めます。
文頭から流れに沿って、意味をとるチャンク読みや、サイトラという意味の塊ごとに読み進める方法で、聞き取る力を身に付けます。音声で意味がとれるのを目標にした練習方です。
語順や文型の知識は、相手に伝わりやすい表現の文をつくるうえで重要です。
中国語は疑問文と叙述文の文型と語順は同じです。ということは、その疑問文を復唱しながら、疑問詞の位置に答えの単語を入れれば、それが答えの叙述文になります。
テキスト会話のダイヤログは大概二人の対話です。その対話を講師と生徒さんの実際の対話にして練習します。
講師が質問も含めなにか問いかけてきましたら、復唱した文を使って応えます。作文の必要はありません。
このやりとりは、すべて中国語の回路を使ったやり取りです。日本語は必要ありません。
初心者は語彙も文の作り方もよく分かっていません。そこで何か言いなさいと言われても無理ですね!
そこで講師の言葉を使って対話します。
方法は講師の問いを理解し、その文を使って答えるというもの。
応える際に、講師の文を使っていますから、正しい語順で応えられます。
充分にそのレッスンを行ってから、同じ内容の事柄を自分の理解した表現で、再度自分の考え、表現で要約してみます。
その時に間違えたとしても、講師はここで修正のフィードバックを行います。生徒さんのスピーキングを止めずに、すぐ後で同じ言い方を正しく修正して生徒の傍でつぶやきます。リキャストという外国語教育法では高度な技術のひとつです。
生徒さんは講師のフィードバックを聞いて、自分の語順の間違いや、単語の使い方の間違いに気づきます。